Fighting Gold(ゴルパラの続き)



f:id:Nutrients_player:20190727060619j:image

Twitterでお知らせした通り、今回は前回の記事で紹介したVR無しゴルパラの使い方をプレイの基本的な部分を中心に 少しだけ詳しく説明していこうと思います。

 

要は再確認用だと思って読んでやってください。

 

前回と同じく、全てのパターンを文字で説明しようとすると読みにくい文になってしまうので、実際に私の持つデッキを一人回ししてみた画像を交えて、なるべく簡単に紹介します。

 

(※添削を重ねましたが それでもかなり長めです。駄文等予めご了承ください)

 

 

1.マリガンについて

以前「スラム街」として他のトーナメントプレイヤーさんが紹介していたペリノアの構築を知る人からすれば当たり前な事かもしれませんが、このデッキの道中はほぼ100%ヴィヴィアンに依存しています。

 

その為リソースをパワー査定やギフトで誤魔化せる先攻ならともかく、後攻となった場合は「ヴィヴィアンを探しに行く事」を意識したマリガンをすると良いでしょう。


f:id:Nutrients_player:20190727000201j:image

自分が後攻だとして、この場合何を戻せば良いと思いますか?

 

一見グレードが1、2、3と揃っているように見えても、ランペイジはパワー8000、マッハスラッシュはギフトを持たないので後の展開に不安が残ってしまいますよね。

 

治トリガーは確定で戻すとして、ランペイジとマッハスラッシュも戻してしまいましょう。残るディンドランとハウガンについては2つの選択肢が残されているので、それぞれ見ていこうと思います。

 

①ディンドラン(or  ハウガン)を戻した場合

ライド用としてハウガンのみが残り、マリガンを多くする事でヴィヴィアンやガルモール、サグラモールを探しにいける枚数を増やせます。

 

ディンドランを残した場合は相手にCBを与えないままドライブを行う事が可能で、これにより相手のテンポを崩すことが可能なのですが これらは対面のクランや構築次第なので省略します。

 

②両方残した場合

今回の一人回しでは私はこちらを選びました。ハウガンにライドしてディンドランをキープするのではなく、ディンドランをキープして(V)裏にハウガンを置く考えです。

 

一度 ここまでの流れを画像で追ってみましょう。

 

↓マリガン直後(上3枚を戻しました)
f:id:Nutrients_player:20190727001412j:image

↓ドロー直後

f:id:Nutrients_player:20190727001348j:image

↓ディンドランにライド、ハウガンをコール。ディンドランで攻撃、ドライブチェック(ディンドラン)まで

f:id:Nutrients_player:20190727002427j:image

 

前の記事で「星トリガーが無く、勝つ為にはテンポが大切」と書いたのですが、それを実際の試合で考えてみると、「序盤からどれだけガードしにくい攻撃をするか」という部分が大切になります。

 

2.序盤の攻撃方法について

後攻1ターン目の場合、(V)単体で攻撃しても「15000以上のガード値1枚」で完全に止められてしまうのですが、これにブースト(ハウガン)がつく事で、1枚で止めたいなら治トリガーを使うか、複数枚でガードするのか、あるいは10000で「1枚貫通」となるガードをするか、やや複雑な選択を相手に強いる事が出来ます。

 

相手の視点で考えてみると、ヒット時にハウガンの効果がある状態でトリガー1枚貫通を張るのはこちらのドライブ結果に左右されるリスキーな行為であり、かなり嫌な要求となるでしょう。

 

多くの場合最初のマリガンでは治トリガー等を優先的に戻してデッキの動きを良くしたい狙いがある為、都合よく治トリガーをガードに切れる事はあまりないと考えています。

 

そうでなくとも、こんな場面で貴重な治トリガーをガードに使っていたら 後々の攻防で必ず無理が出てくるでしょう。

 

3.このデッキの守り方(応用 復習)

相手がノーガードを宣言し、ディンドランの攻撃がヒットした事で(V)裏のハウガンの自動公開が発動します。


f:id:Nutrients_player:20190727004452j:image

 

デッキの上を見てみると前トリガーでした。ハウガンの効果により(R)にコール出来るのですが、テキストには「してよい」とある為 そのままにする事が可能です。

 

すると次の相手のターンに受ける最初のダメージでは、こちらのデッキがシャッフルされない限り確認した前トリガーが確実に出る事になりますよね。これを活かして相手のG2からの多面攻撃をなるべく少ないガード値で防いでいきます。

 

4.その後の展開(攻撃 ガード方法の確認)

先程受けたダメージは次のターンにそのままヴィヴィアン(カエダン)のコストとなる為無駄もありません。今回も相手の(V)攻撃を通して前トリガーを発動させ、相手の(R)攻撃がどこにも通らないようにした、としましょう。

 


f:id:Nutrients_player:20190727005502j:image

ドロー後ヴィヴィアンにライドして効果を使った場面です。

 

そのままドライブしていれば治が捲れていた場面なのですが、そこは割り切りましょう。デッキの下に埋もれてしまったトリガー等は後でカエダンを使うと混ぜる事が出来ます。

 

この場合だと相手(V)が9000以下ならヴィヴィアン、10000以上ならガルモールを呼ぶと良いでしょう。どちらにせよ、(V)のヴィヴィアンはハウガン込みで20000、十分に強力な要求が出来ています。

 

今回はガルモールを選んでみました。ここから(R)を立てて2面以上で攻撃していくのですが、最低限確認すべきポイントが1つだけあります。

 

①相手の(R)はいるか、相手は前トリガー採用か

相手のダメージトリガーによって、折角呼んだガルモールの攻撃が何処にも通らない、なんて場面は避けるべきです。

 

(V)にいるヴィヴィアンのラインはダメージトリガーの乗った最大パワー20000までの相手に要求を取る事が可能なので、時には前トリガーに拘らず、ガルモールから攻撃すべき場面があります。

 



f:id:Nutrients_player:20190727011213j:image

ドライブはホエルでした。前のターンと同じく、使えるならハウガンでデッキの上を見ていきます。

 

今回のデッキ上は引トリガー、前のターンの前トリガーと合わせてもかなり上振れている感じなのですが 例えばこれがノーマルユニットだった場合でも、今回の場合グレード2以下であれば(R)に呼べる為、デッキの上をずらしてダメージトリガーの確率を上げる事が出来る事は覚えておきたいですね。

 

相手のグレード3ライドターン、こちらはダメージに余裕があるので初回のダメージを敢えて受け、引トリガーを発動させる事でまたガード値を節約する事が出来ます。

 

手札のガード値には余裕があるので、ガルモールが狙われた場合でも前トリガーを切ってしっかり守ったとしましょう。

 

こちらのターン、先程の引トリガーでカエダンを手に入れたので ここから少し前のめりに攻めてみようと思います。

 

①↓サグラモールにライドし、アクセル2でドローした後の場面です


f:id:Nutrients_player:20190727012545j:image

 

②↓サグラモール効果、SB(1)して1枚引き、ガルモールの後ろにディンドランをコール。ディンドランの効果が発動します


f:id:Nutrients_player:20190727012911j:image

ここで注目したいのは手札に複数のカエダンがいて、ホエルも揃っている事。ディンドランでドローする事も出来ますが、よりコストパフォーマンスの良いカエダンが控えている為 今回はカウンターチャージを選択します。

 

この時ガルモールのラインがプロテクトやアクセルに対して強く出られる22000になっている事もポイントですね。

 

③↓ディンドランの効果によりソウルがなくなってしまいましたが、ホエルを空いている列に置いた後、ソウルを必要としないカエダンを使って展開する事が可能です



f:id:Nutrients_player:20190727013844j:image

CB(1)、手札から効果の使えないヴィヴィアンを捨ててデッキからランペイジを空いている枠に呼び、「デッキをシャッフルしてから」1枚引きます。

 

これによりヴィヴィアンでデッキの下に行ってしまったトリガーを捲れるようになりました。

 

④↓ドロー後の完成盤面。逆向きはパワーが増えている事を表しています

f:id:Nutrients_player:20190727014725j:image

ランペイジはホエルの効果で+10000されて合計26000、条件を満たしていれば更に効果付きと非常に強力なラインが組めました。

 

後は残り30枚中10枚あるトリガーを探しに行くもよし、マッハスラッシュを探して気持ちよく連続攻撃するもよし、焼かれてもガルモールを起点にある程度のケアをする事が可能です。

 

5.道中のプレイについて まとめ

ヴィヴィアンを中心にCB、SBを盤面の(R)やドロー等 わかりやすいアドバンテージに変換していく手段に長けているのがこのデッキの強みと言えます。

 

確かな安定感がある一方でサグラモール、ヴィヴィアン、ディンドランがそれぞれソウルを使う為にコスト競合を起こしており、これらが必要以上に手札にあることを嫌うといった弱点もありますが、そこはガルモールやカエダンを間に挟んで「ソウルが無いと使えないカードを他の選択肢に変えていく」事を意識すると良いでしょう。

 

繰り返しになりますが、基盤の強さをそのまま要求に変えて攻撃する事しか出来ないデッキなので、細かい損得がそのまま直に勝敗を左右します。

 

くれぐれも対フォースにディンドランをアクセル2に置いて後から上書きしたり、ホエル不在の状況でグレード1同士でラインを組んだりしないよう気を付けてください。

 

 

6.連続攻撃の補足説明

ここは頑張って最大限の省略をしたつもりなので、比較的読みやすい部分だと思います。

 

前回の記事ではざっくりと「マッハスラッシュを起点に連続攻撃が出来る」、「特定の順番で(R)に出せば連続攻撃になる」、この2点を紹介したので 今回はより試合の流れを意識した「ユニットの並べ方」についてお話ししていきます。

 

↓先ずはこのデッキが目標とする理想盤面と、その配置をご覧ください。(V)の右側にはより攻撃回数を増やすユニットを、左側には連続攻撃の始めに攻撃したり 連続攻撃に組み込む事で活躍するユニットを置いてみました

f:id:Nutrients_player:20190727040650j:image

①ホエルカエダン

両方の後列にホエルがいますね。このターン中ホエルの前に登場した(R)はタイミングを問わず+10000されるので、これにより「ホエルのブースト後であっても常にアクセル1のように使えるサークルが2つある」状態になります。

 

予め左上アクセルのカエダンと左右(R)で3回攻撃した後に右上アクセルのマッハスラッシュから左右(R)にスペコする事で、スペコされた全ての(R)の要求を引き上げる事が出来る、という訳です。

 

ホエルの強化は「永続効果」で 尚且つカエダンがいる時のみ更に強くなる仕様上、カエダンは1枚だけでも上書きする予定のないアクセルサークルに置いてあげると良いでしょう。

 

「このターンで決められる」という判断のもと、ターン開始時にすでに埋まっていた左右(R)を敢えて上書きしてホエルの強化を乗せてやるのも非常に強力なのでオススメします。

 

相手が5点の時はカエダンに拘らず、攻撃回数を優先して相手の手札を枯らしに行くのも大いに有りですね。

 

②ハウガンの複数配置

 

↓右上のアクセルサークルにいるハウガンの攻撃後、(V)の攻撃がヒットした場面です


f:id:Nutrients_player:20190727044313j:image

右上アクセルと(V)裏、2枚あるハウガンの自動効果が発動しました。この時(V)裏のハウガンから効果を解決し、右上のアクセルに新たな(R)としてユニットをコールした場合 元々アクセル2にいたハウガンの効果はどうなるのでしょうか。

 

発生源であるハウガン自体が(R)からいなくなってしまう為使えなくなってしまうようにも見えますが、実際には問題なく使用 解決する事が可能です。

 

ヴァンガード 総合ルールより抜粋


f:id:Nutrients_player:20190727043823j:image


簡単にまとめると「効果が発動しているなら、ハウガンがいなくとも効果を処理しなければならない」。ハウガンの効果はデッキの上を見た後で任意に処理出来る効果なので、「そのまま何もしない」のも勿論選べます。

 

③最後に

今更ではありますが 再確認として念の為に書いておくと「ガルモールやカエダン、ハウガンからサグラモールやヴィヴィアンは使えない」のでくれぐれも気を付けてください。

 

アクセル2やホエルの前に置いたランペイジを活かす為にも、多少面倒であっても相手のインターセプト要員はしっかりと他の(R)を使って叩ける盤面を作りたいですね。

 

 

 

7.お疲れ様です。本当に最後です

 

筆者の気紛れで追加作成したこの長ったらしい記事を最後まで読んでくださり、本当にありがとうございます。

 

思い付きのアンケートに始まり、「筆者の暇潰しになれば良い」と思いながらも 楽しく写真撮影やシミュレーション(という名の再確認  一人回し)が出来ました。

 

記事の中には「定石ではない」と感じる部分があるかもしれませんが、筆者としては何であれブログやツイートを通じて意見交換出来れば良いな、と考えています。

 

明日の28日は台風の中第7回トリクリVGCSに向かう予定なのですが、そこでガッツリとVGを楽しみたいですね。(その後は8月11日の刹刃VGCSまでまともに紙で遊べない状態になってしまいます)

 

 

また繰り返し何となくの気紛れではありますが 次回は一旦記事投稿をお休みして、8月の中旬あたりにTwitter上にてプレゼント付きの応募企画をやる事にしたので、皆さんこれからもどうぞよろしくお願いします。

 

 

 

改めて、


f:id:Nutrients_player:20190727053622j:image

 

ありがとうございました。